中小法人と中小企業

みむめもさんのブログの記事

東北放送、1億円に減資 - みむめもーど

で私がミスリードした形なので少々修正を。

>法人税法においては中小法人とは資本金が1億円以下の法人と定義されている

法人税法での「別表一における中小法人の判定 」では、期末の資本金の額が1億円以下かどうかで「中小法人」か「非中小法人」かが分かれます。
「中小法人」には法人税その他で「中小企業軽減税率が適用」されます。

一方、「中小企業」とは、中小企業基本法における分類でして、
https://www.chusho.meti.go.jp/soshiki/teigi.html
https://www.chusho.meti.go.jp/soshiki/kaitei_13.pdf
「サービス業」→「大分類G(情報通信業)」→「中分類38(放送業)」に区分され、サービス業での中小企業の区切りは「資本金の額又は出資の総額が5千万円以下の会社又は常時使用する従業員の数が100人以下の会社及び個人」ということで東北放送は資本金を1億円に下げても中小企業にはなれません。

中小企業基本法における中小企業の支援とは、技術・創業・事業展開支援・金融サポート・下請法関連など、補助金/政策/金融等の支援策の対象かどうか、卑近な例で言えば働き方改革でも大企業より1年遅れて(猶予期間を有して)残業規制強化が図られたりします。